夜の屋上を歩く人と「のぼらないでください」の看板

のぼらないでください

「あぶない!のぼらないでください」

その看板の前で、靴をぬいだ。

コンクリートは、昼の熱をまだ少し持っていた。

のぼりはしなかった。

それだけは、守った。

コンクリートの上のはだしの足