ベッドは寝室に
食器は食器棚に
本は本棚に
物の居場所というのは何となくあるものだ
だけどごみ箱だけは、何となく居場所が落ち着かない
どこでもいいと言えばどこでも良くて、だからといってどこでも良くなくて
私ほんとにここでいいんですかねーと所在無さげなごみ箱さんになってしまう
我が家の捨てるものを引き受けてくれくれているのだから、堂々と居てほしい
最もデリケートなのはキッチンのごみ箱だ
燃えるごみ燃えないごみに、料理で出た生ごみが加わってくる
キッチン奥の窓の下に居場所をと思っていたのだが、いろいろあって窓から勝手口になったため却下
では背面収納に…食器や食材と一緒に…
よく収納術で紹介されている居場所だけど、何となく食材とごみを一緒の場所にというのは気になる
ふと見ると、シローさん(ぬいぐるみ)がいつもの場所に座っている
落ち着くんだろうな
そうだ、ごみ箱さんの気持ちになってみよう
― 私、ここですか
― まだまだオムツも入ってきますよね
― お米、隣にありますが大丈夫ですか?
― ごみを引き受けてはいるが、汚いものとして扱われるのは…
― 落ち着く場所をお願いしますよ
ですよね
ホッと落ち着く場所があったらいいなと
そんなごみ箱さんの居るところがあったらいいな、と思う今日この頃です