何にもないな
子どもがお昼寝している間、ふと部屋を見回してみると、何もないことに驚きます
家の角にあたるキッチンから反対側の角まで見渡せる
間にクッションやら三輪車やらオモチャやらが散らかっていても、見渡せるというだけで何だか気持ちが良いものです
繋がるおうち
仕切りもドアも本当に少ない、一室空間
無印良品の家ならでは、という感じです
無駄がなくて、シンプルで、広々としていて
我が家にドアは4つだけです
洗面所、トイレの入り口、お風呂、寝室
唯一の部屋らしい部屋である寝室にも、吹き抜けと繋がる窓があって、区切られてるようで繋がっています
そう繋がっているんですね、一室空間って
部屋も、人も
一室空間への不安
子どもの頃は子供部屋、少し大きくなったら個々の部屋、という暮らしをしていた私が一室空間で大丈夫なんだろうか
時々よぎる、不安
図面を見ながら何度も何度も、妄想シミュレーションをしました
これ、結構効果的です
時々夫さんも一緒に、息子くんもクレヨンで塗り塗り参加していました
朝だねおはよー、パタパタ階段降りて、顔洗って、あー着替え忘れた、パタパター、階段上がって…
こんな感じでシミュレーションしていると、ここのドアいらないね、ここに鞄置きたいね、充電ここでできたらいいね、と小さな発見がポツポツと
その流れで生まれた、玄関横の部屋に繋がるもう1つの入り口
きっとこの家を楽しめる
小さな確信が不安を吹き飛ばしてくれました
一室空間で暮らす
あーもう起きてるな
階段上がってきたな
寝るのかな
2人元気にあそんでるなー
静かだな
いつでもどこにいても、家全体のことが伝わってくるおうちです
朝が来た
太陽さんが沈んだな
雨が降ってきた
風が強いね
いつでもどこにいても、家の外のことが伝わってきます
これが良いのかどうか、正解なのかどうか、まだ分かりません
ただ、2歳の息子くんはいつも元気に走り回っています
こちら側の壁からあちら側の壁まで
楽しそうに
とびきりの笑顔で
これが答えかもしれないな、ふわりと思うのです
実はこの一室空間で後悔していることもあります
後悔とはちょっと違うな
今のままでも良いんだけど、もっと良くできそうと言いますか
話し出すと長くなりそうなので、また今度
今日もやわらかな笑顔を