土地を買えば、あとは自由に思った通りの家が建つ
と、思っていた
“建ぺい率”と“容積率”
さらっとパーセントを伝えられ、何も知らなかった私は、えっと何だっけ…と毎回頭を巡らせることになる
思い切って
建ぺい率は1階の広さ
容積率は1階+2階の広さ
と、随分あっさり単純な覚え方をすることにした
そう言えば私は、海外の小説を読んでいると名前が覚えられなくて困ったものだ
カタカナの名前がずらり並ぶと、えーどなたでしたっけ…と冒頭に戻ることになる
それを繰り返すうちに自然と、登場人物の名前をあっさり単純な呼び方に変換して読むようになった
変換する方が面倒なようで、結果愛着が出て楽しんで読み終えている
決まりごとの中の自由を、あっさり単純に考えてみることにする
あ
思い描いた通りの家を建てられるかもしれない
と、これまたあっさり単純な結論に落ち着いた
考えることはまだまだ山のようにあるのだけれど