ベランダのない間取り
私たちの窓の家にはベランダもバルコニーもありません。
大丈夫なの?って思いますよね。
私たちも思いました。
結論から言えば、大丈夫です。
ベランダもバルコニーもない生活は、結構気に入っています。
ベランダ、バルコニー、窓の家のインナーバルコニー
窓の家にはそもそもベランダがありません。
その代わりに設置されているのが、インナーバルコニー。
インナーバルコニーってなんだろう。
ベランダ、バルコニー、なにが違うんだろう。
疑問をすっきりさせるべく、まずはベランダとバルコニーの違いから調べてみました。
- ベランダとは、建物の外側に出っ張っている、屋根の付いたスペースのこと。
- バルコニーとは、建物の外側に出っ張っている、屋根のないスペースのこと。
要は屋根があるかないか、の違いのようです。
そして窓の家の『インナーバルコニー』は、建物の内側に設置された屋外スペース。
外壁ラインはそのままに、内側をくり抜くように作られています。
“屋外と室内との半室内空間”と紹介されているこのスペースは、屋根があるので程よく雨風を遮ることができるのが利点とか。
天気が良い日には洗濯物やお布団を干したり、ちょっとした家庭菜園やガーデニングもできそうですね。
ベランダやバルコニーのように張り出していないので、窓の家の外観を損ねることがない点も素敵です。
インナーバルコニーを考えてみる
とても魅力的に思えたインナーバルコニーですが、私たちの窓の家では付けない間取りにしました。
打ち合わせを始めてすぐのことです。
きっかけは無印良品の家の入居者宅見学会でした。
伺ったおうちのインナーバルコニーを拝見して、感じた小さな疑問符。
帰り道に夫と答え合わせをして、疑問符の理由がはっきりしました。
- バルコニーに洗濯物を干す?
- どうやって掃除をするの?
うちは子どもが産まれてからドラム式の洗濯乾燥機のお世話になりっぱなしです。
しわになりそうなシャツやニットは、程よい時間に一時停止ボタンを押して救出。
救出した洗濯物は、お部屋の乾燥防止に部屋干し。
バルコニーに洗濯物は…きっと干さないです。
どうやって掃除をするのか?は、とても気になりました。
水場もなく、掃除道具をそのたびに持っていくのもなんだか手間です。
お布団を干すかなぁとも思ったのですが、吹き抜けに良いスペースがあるなぁ…きっと外には干さないです。
結果、インナーバルコニーは付けず、その分フリースペースを広くした間取りに決まりました。
やさしい室内物干しワイヤーpid
ベランダのない暮らし。
とても快適です。
日向ぼっこは朝の太陽さんが降り注ぐ窓辺で。
とても暖かいです。
洗濯物を救出したら、2階のフリースペースへ。
すぐに乾きます。
お布団を干したいときは、吹き抜けのぽっかり開いた正方形から。
見た目はアレですが、衛生面では安心なので満足です。
ベランダのない暮らしで外せないのが、洗濯物を干すために設置した“室内物干しワイヤーpid”。
白い四角に小さな丸が2つ。
伸ばすとしっかりしたワイヤーがぐんぐん出てきます。
最大10kgまで耐えられるので、家族3人分の洗濯物を並べても大丈夫です。
何よりデザインがシンプルなので、ワイヤーを伸ばしたままでも気になりません。
あるときは夫さんが、写真をクリップで引っ掛けていたり。
あるときは布がカーテンのようにかけられていたり。
インナーバルコニーになるはずだった場所。
真っ直ぐ広がったフリースペースを元気に走り回っています。
何年か後には、きみのお部屋になってるのかな。
将来的にも楽しみなスペースになりました。