「まじで嫌だったことって人間は記憶から完全に消去できるんだなと思ってて」
こんな短編映画にもっと出会いたいなって思いました。
短編映画『半透明なふたり』
出演:永山瑛太、川栄李奈、他
原案:芥川龍之介『鼻』
監督・脚本:浜崎慎治
エンディング音楽:藤井フミヤ
制作プロダクション:ギークピクチュアズ
製作:『半透明なふたり』製作委員会
龍也
もし龍也がコンビニに居たら自分はどうするんだろう。
もし自分が龍也だったらどうだろう。
自分だったら、って思いました。
龍也:こんな偶然あるんですね
龍也:じゃあ、よろしくお願いします
龍也:ちょっとやめてもらってもいいですか?
龍也:わかりませんか?それが人を傷つけてるんですよ。
龍也:消せよ!
文
鏡が置いてあった。
いつも鏡を見てるのかなと思いました。
少し涙が出ました。
文:聴いてた曲が、全く同じタイミングでお店でかかってるっていう謎の奇跡が起こっちゃってて
文:まじで嫌だったことって人間は記憶から完全に消去できるんだなと思ってて
文:だから、踏まれる側の気持ちを知ってるはずなのに分かりたくないというか、こんな重大な任務を引き受けたくなかったというか
文:あ、でもやっぱり、一番怖いのって踏まれる本人だと思うし、いつまでも私も逃げてちゃダメなのかなって思ってて
文:手加減なしで、いきます
こんな短編映画がもっと見たいな、って
思いました。
長編じゃないのがいいなと思いました。
説明が少なくていいなって思いました。
想像する。想像したくなる。
子供と一緒に見てみたいなと思いました。
一緒に踊りたいなって思いました。