夏休みの宿題
日記の宿題が苦手だった
毎日書いていけばいいものを、たいがい夏休みの終わりにまとめて書くことになる
文を書くのは好きだった
絵を描くことも好きだった
なぜか日記となると続かない
夏休みの思い出を必死に思い出しながら、なんとか宿題を終わらせた
お天気だけはどうしても思い出せなくて、そっと空欄のまま提出した
はれときどきぶた – 矢玉四郎
明日の日記
何を書いてもそれが本当になる、魔法のような日記
本当にぶたさんが空からブーブー降ってきた
何度も読んではふふっと笑った
私だったら何を書く?
行きたい場所
食べたいもの
会いたい人
いくらでも書ける気がする
だけど
やっぱり見てみたい気がする
だったら書いてみよう
夏から始まった日記帳
今日も寝る前に日記を書いている
毎日まいにち
次の夏で3年になる
その日のご飯のこと
初めての食材、食べられなかったもの
成長したこと、できるようになったこと
話せるようになった言葉たちー
絵も書く内容も気まぐれだ
だから無地のノートがよかった
書く途中にペコンと閉じないとなお良い
お気に入りのノートはもう5冊目になった
ただ真っさらなノートに毎日、まいにち書き続けている
忘れたくないことをいつか思い出せるように
これで書こう
茶色のペンが好きだったけど
さいきん黒に変えてみた