これ読んでみて
小学校の友達に3巻を借りた
主人公には歳の離れた小さな弟がいる
ちょこちょこ歩き回って、にこーっと笑う
ご近所さんには楽しい人たちがたくさんいる
だけど時々、主人公は考えている
ご近所さん
小学校は集団登校だった
ご近所さんはたくさんいた
こども会やお祭りにもよく参加した
だけど公園でよく遊んでいたのは、ちょっと遠くの友達だった
お隣さんやお向かいさんに仲良しさん
そんな暮らしに憧れていた
漫画の中には、そんな世界が広がっていた
赤ちゃんと僕 – 羅川真里茂
きみはなんでこんなに泣いてるんだろう
ぼくはなんでこんなに悩んでるんだろう
なんで
なんでだろ
主人公と同じ年頃だった私は、精一杯考えながら読んでいた
分からないけど、分かろうとして読んでいた
分からないけど、心がほっこりあったまっていた
何度も何度も
今なら、共感しながら読めるだろうか
いや、もしかしたら
あの頃よりもっと考えながら読むのかもしれない
にこー
お遊戯会で見つけて、にこーっと笑った涙顔が忘れられなかったりする